「でも私…郁也がドン引きするかもしれないくらい……」



「は?ドン引きもなにも、俺は何があってもお前のこと嫌いにならないって思ってるけど?」




郁也のその言葉に安心する。



じゃあ言ってもいいかな……引かれないのね。


……抱きしめてほしいなんて。





「い、郁也……お願いがあるんだけど…」



顔に熱が集まるのがわかる。




「なに?」




「言っても気持ち悪いとか思わない?」




「は?言わなきゃわかんねぇだろ。」