「…嘘なんてつくわけねぇだろ。」



その瞬間涙がこぼれおちる。




「よかった……っ、今までの関係崩れない……」




私がそう言うと郁也は私を引き寄せた。




「今までの関係は崩れるよ。」



「え……?」



郁也は不敵に微笑む。




「そりゃそうだろ、幼なじみからカレカノにかわるんだから。」



か、カレカノ……!




「わたしを彼女にしてくれるの?」




「あったりめぇだろ、バカ。」