【綾崎 由奈side】 あれから一週間、ずっと私は郁也を避けていたーー だって告白しちゃったんだもん!気まずくてしょうがない。 朝は会うといけないから時間をずらし、休み時間はなるべく女子トイレで過ごし、 お昼休みは人目につかない場所で食べて、放課後はすぐ帰る。 そんな日々を過ごしていた。 そして今日もあと帰るだけだった。 いつも通り走ってると腕をつかまれた。 「テメェ…なんで避けるんだよ、あぁ?」