「海、楽しかったよ、郁也もこればよかったのに…」 部屋に行き、郁也の部屋の方をみながらそう呟く。 郁也の部屋はカーテンが開いていて、誰もいなかった。 郁也の部屋をぼーっと見つめてると、不意にドアが開き郁也のお母さんが入ってきた。 そしてお母さんは少し焦ったように窓を開ける。 どうしたんだろ? 私も窓を開けると郁也のお母さんは口を開いた。