乃依side


「哀ー?どうしたの?」


甘い声を出して哀の名前を呼ぶ


「なんもねぇよ。どうした?乃依」


「んーん。なにもないよ!」


哀の表情はあまり笑ってなかった


まさか、あの女のこと考えてるの?


そんなの許さないよ?哀


哀は私のなんだから


「皆も元気ないよー?大丈夫?」


千歳と刃と真に声をかける


「大丈夫だよー。乃依ちゃーん」


「うん。大丈夫だよ。ありがと。乃依ちゃん」


「………………………うぜぇ」


みんなは私に惹かれてるのに…


森本真だけは惹かれない


あの女にはなついてたくせに……っ!