タオルで体を拭いて頭を乾かした


もちろん服は着たよ


「………………はぁ」


ため息が自然と出てくる


ドライヤーを置いてリビングに向かった


「あ、姉貴終わった?もう、行ける?」


「うん。大丈夫だよ」


「おけっ。あ、保険証とか持ってる?」


「確か…あ、あった」


「じゃ、行くよ」


わたし達はバイクに乗り病院に向かった


家から25分ぐらいかかる病院だった


大きいな…


「ここ、紅蓮の専属の病院なんだぜ」


「へぇ…すごいね」


「ん。じゃ、早く行ってみてもらうか」


首を回した流斗のあとに続いて歩いていく


「あ、夜兎さん。おはようっす」


「おー。流斗か。どうした?」


流斗の後ろからひょこりと顔を出す