「俺、待ってるからお風呂入ってきてよ」


「うん。ありがとう」


家に着くとお風呂に入ってきてって言われた


まぁ、入ろうと思ってたけどさ


ありがたくシャワーしてきます


ーキュキュっ


あーあ、あざだらけだな…


鏡に映る体を見て改めて思った


お腹にある新しくできた痣


あぁ、憎い。あいつらが憎い


なんで私がこんな目に合わなきゃならないの?


あんな、嘘に騙されたの?


全部、全部!乃依のせいだ…


再び鏡に目を向ける


「…………憎しみの目……」


光を映さなくなった私の目があった


自嘲気味に微笑んで…シャワーをとめる


もう、あがろう