「じゃ、姉貴!一回家帰るか!」


赤くなってる私をよそに手を引いていく流斗


「んじゃ、夕方にまた来るわー。
あ、姉貴も連れてきた方がいい?」


「…………家で休ませとけ」


ねむそうにあくびをした優羅


「ん、おけ!じゃ、行こっか!」


「ちょ、流斗?!はやいって!!」


私と流斗の身長を見たら歩幅も違うし…


私、チビなんだよ


158cmしかないんだよ…


せめて、せめて160cm欲しかった!


「あぁ、ごめん!俺、速かった?」


「うん。速かった」


そう言うと私の歩幅に合わせてくれた


まだ、下の皆も寝ているみたいだ


遅くまで騒いでたのかな?


でも、みんな雑魚寝だけどさ


床で寝て痛くないの?


そんなことを考えてたら…


「じゃ、姉貴行くぞー」


バイクに乗って家へと向かった