ーバンッ


ーガッ!


え、ちょ、優羅?!


今、絶対誰かに当たったけど?!


「………おい、起きろ酔っ払いども」


「いったーい!優くん手加減してよ!」


涙目で足をさすっている薫がいた


「んぁ?おー、優羅。はよー」


のそっとソファから起き上がる修司


え、こわっ!


「いてて。薫、蹴るなよな。痛いから」


梓は立ち上がって上から薫を睨んでいる


「……んー、あ?」


部屋の隅で寝ている流斗が目を覚ます


「あー、また酔っ払った?俺たち」


苦笑いを浮かべる流斗に優羅は


「………次、幹部室で寝てたら蹴りとばす」


ドスのきいた低い声でみんなを脅した優羅


やっぱ、優羅が一番怖いじゃん!