「初めまして。私は柊流斗の姉の莉琉です。
そして、皆さんが噂で知ってると思いますが私は桜牙の元姫です」


そう言うとざわつく皆


『あれって、現姫をいじめたってやつだろ?』


『でも、流斗さんの姉だぜ?』


『いや、もしかしたら、
その現姫が嘘ついてんのかもしれねぇぞ?』


それぞれ言葉が飛び違うなか…


「私が言う事を信じてくれなくてもいいです。だけど、私をここの仲間にしてください!」


私はみんなに向かって頭を下げる


「ちょ、ちょっと、頭あげてください!」


「でも………」


「莉琉さん。俺は…いや、俺達は認めますよ」


すると次々と声が上がった


「皆、認めてます。あの噂も嘘なんですよね?」


「うん。私はやってない。やってないよ!
ありがとう。みんな!」


私は笑顔を浮かべた


すると、みんな顔を真っ赤にした


「え、風邪?大丈夫?
まだ風邪引く季節じゃないけど…」


「「「(莉琉さんは無自覚!)」」」


「あー、姉貴!笑っただろ?!」


「えぇ?笑っちゃダメなの?!」


「ダメだよ〜☆りーちゃんは可愛いんだから♪」


何言ってるの?


私が可愛いわけないし


だって、殴られてるし…顔腫れてるでしょ?


え?腫れてるよね?