「じゃあ、明日は流斗と莉琉は病院で
俺たちは転入手続きってことで」


梓が明日の計画を立てた


「さぁて!莉琉ちゃん!挨拶しよっか!」


薫がすっごい笑顔で近づいてきた


「無理とは言わせねぇからなー」


がしっと腕を掴まれる


「あ、挨拶するから離してよ!」


「修司、姉貴俺に渡して」


「はいよ」


「姉貴、大丈夫だって。
ここのやつは皆いいやつだから」


「うん。わかった」


渋々うなづいて流斗についていく


私の後ろには優羅がついてきている


桜牙の元姫って言った方がいいよね


「おい、てめぇら。よく聞けよ。
今から姫を紹介する」


"ほら、行ってこい"


優羅の言葉が私の背中を押す


えっと…………下に降りた方がいいよね?


「え、ちょ、莉琉ちゃん?」


薫が上で戸惑いの声をあげた


私はそんなのも無視で下に降りた