「……莉琉、だったな。
お前、桜牙に復讐したいか?」


優羅がまっすぐと私をみる


「………したいかって聞かれたら復讐したいよ」


優羅の問いかけに答えた


「復讐か〜☆いいんじゃない?♪」


「まぁ、裏切られた上に傷つけられてんだからいいんじゃね?俺は協力するけど 」


「復讐……俺は手伝うけど?」


「姉貴を傷つけたやつ許さねぇ」


「……お前の望みを叶えてやる。
…………だから、紅蓮の姫になれ」


私に手を差し延べる紅蓮


その手をとろうか一瞬戸惑う


だけど……この人達を信じてみようと思う


流斗が信じた人達だから


これは取り引き


罪深い嘘つき姫


真実を語った姫


それぞれが今駒を一つづつ動かしていく