どれくらい時間が経ったのだろう。



私達は、話がつきることなく話していた。



すぅちゃんの話を聞いているとき。




__ピロロン♪



すぅちゃんの携帯が鳴った。



「あ、ちょっとごめんね。

 メールきたわ。、、、あ

 ママからだ。って、え!?

 もう六時半じゃん!!!え、やばい!!!

 ママもう迎えに来てるから帰るね!!!

 ごめんね奏!!!じゃあバイバイ!!!」



「あ、うん。気をつけてね。バイバイ!!!」




すぅちゃんは風のように帰って行った。


あ、ほんとだ。もう六時半すぎてる。


ホールの時計をみて気づく。


かなり話してたな~、、、。


ま、楽しかったからいいや。


さて、私も帰ろうっと。



そう思って、帰るときの私の必須アイテム、

音楽プレーヤーを鞄の中から探すけれど、、、



ない。



えっ!?嘘!!!私どこ置いたっけ?


私は鞄を持ってその場に立ちつくす。



え、待って。


朝は確か聴いてきた。


それからー、学校について、

鞄の中に入れてー、確か昼休みに

音楽室準備室で、ソファに寝ころびながら

音楽聴いてて、そのままー。


寝ちゃったんだ、私。


つまり、音楽プレーヤーは音楽室準備室に、、、。



はぁ!!!もう何やってんの自分!!!


私は自分に呆れながら音楽室準備室に

取りに行くことにした。