あれから1週間後。
私は少し瀬野くんを意識してしまっていた。でもこれはきっと、うん。恋じゃなくて男の人と2人で久しぶりに話したからだよ。うん。きっとそーだ。
そんなことを考えてる時ある男子生徒が口を開いた。
「せんせー。1学期出席番号順の席とかつまんねー。席替えしよーぜー。」
「あー。まぁいいぞー。席とか俺興味無いし。誰かクジ作ってやっとけー。」
「はぁーい！私作るねー！」
みんなが盛り上がって席替えムードになった。
私は…窓側の一番後ろがいいな…。
そんなことを言ってるうちにくじは回ってきた。
……5番ってどこだ…？
黒板を見て5番を探した。
あ、あった！！！うそ！？窓側の一番後ろ？！
私は嬉しくて思わず目を見開いてギョッとしてしまった。
と、とととりあえず移動しよう。
机を持ち上げて席まで運んだ。
