今日も部活が終わると菜緒はさっさと帰って行く。



 私たちから逃げていくように、そそくさとその場を立ち去っていく。



 あれから私と菜緒ちゃんは会話をしなくなった。



 話しても、せいぜい必要最低限のこと。




 浅葱も、それに気付いてる。