そこに立っていたのはシンタさんだった。


あっ、ってことは助けてくれたのはシンタさんか!


「さっきはほんとにありがとうございました!!シンタさん!」


「いやいや、なんか困ってそうだったからね!


 あっ、さん付けは違和感あるからシンタでいいよ!」


なんだろう、笑顔がちょっとトウヤに似てる。


子犬みたいで可愛い感じ、眩しい感じがする。


「じゃあ…シンタ?ありがとう!」


うぬぬ、呼び捨てすると距離が縮まった感じだ。