「うわあ、ごめんなさ…」


そう言おうとして顔を上げた時だった。


目の前に立っていたのはアケミだった。


「ご、ごめんなさい!」


面倒事にしたくない私は深めに頭を下げた。


「あれ?アケミポンパ崩れてんじゃん」


そう言ったのはアケミの横にいる黒髪少女だった。