ー 4年前 ー




ハァ。いよいよ今日か・・・。



ん?何かって?



お母様とお父様に結婚の承諾を
貰いに行くんだよ。


どちらともとっても忙しい人達で
なかなか会えなかったんだよなぁ。



あ、桜雅で聞いたら分かるよな?


あの有名な桜雅プロダクションの
社長さんと副社長さんだよ。


最初にあみから聞いたときはまじで
びっくりした。


スゥ、ハァ。スゥ、ハァ。

よしっ!行くか!!




「ねぇ。自分の家に何か用?」




・・・・・、え?



誰、この子。


自分の家?


ここの家の子かな。



「あ、うん。用があって来たんだけど。」




「へぇ。じゃ、一緒に行こっ?」



っ!!??



な、何者なんだ!!??








う、うわぁぁぁ。



すげぇ家・・・。



デカイって言うしかないんだけど。



こんな家、何人で住んでんだよ。



てか、本人のあみが見当たらないんだけど。







「ねぇ。お兄ちゃん。
名前何て言うの?
自分は日菜。
よろしくっニコッ」




か、かわぇぇぇぇ////////



絶対、上目遣い狙ってるだろっ////////




「お、俺は誠。
よろしくニコッ」




「じゃあ、まこちゃんだね!
よろしくニコッ」




「ま、まこちゃん?
ま、いいや。よろしくなっ!」




「ん♡
あ、自分の事は日菜でいいよ?
だってお兄ちゃんになるんでしょ?」





「え?何でそれを知って?」







「あーーーーー!!!!

日菜ーーーーー!!!!」