拓真side~



「あ、もうすぐで日菜ちゃん
誕生日だねぇ。」



なぜ誰も教えてくれなかったのかな?



「それ、本当?日菜」


「そう言えばそうだね!
梅雨だから嫌なんだよなぁ」


まじかよ。全然知らなかった。

何か欲しいものあんのかなぁ。



「何か欲しいものある?」


ナイスっ!!ひかる!!


「んーー。彼氏?」



・・・・・は?



そして日菜以外の奴らが一斉に
俺の方を見る。


『拓真!チャンスだよっ!』


『この際、告っちゃえば?』


『お似合いだって!』


『ヒューヒュー♪』←?


なーんて小声で喋ってるけど
本人に聞かれてないか?


・・・。聞こえてねぇな。




「ゴホンッ。な、何で彼氏欲しいの?」



優里。焦り過ぎ。



「えー?いた方が学校生活楽しいじゃん?」



そりゃそーだけどさ。




「じゃ、俺が彼氏候補に「せいりゅう!」
はい・・・。」



歩さん、素早いー。


感心してる場合じゃない!!


今なら誰が告っても付き合いそう
だし、これは非常に危ないっ!!!


おしっ!


頑張るぞーーー!!!



~拓真end