『涼凪ちゃんっ……こっちだよ、速くっ速くっ』
――――――――――
はっ……まただ…またこの夢…。
私はほぼ毎日この夢を見る。小学生の頃からずっと…
その夢で私は必死に走っていて…でも周りは真っ暗で光すら見えない。
でもそのうち遠くから男の子の声がするの。
そこでいつも目が覚める。
一度お兄ちゃんにこの夢の話した事があったけど、考えすぎだって流された。
お兄ちゃんはそう言うけど、私はなにか大切な事をずっとずっと忘れているような気がする。
そしてその何かを思い出さなきゃいけないような気もする…。
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