「なにそれ、」

ーバンっ!!


「警察だっ!怪盗ERICA!」



「え…」

「海鈴、また今度ね。」


彼女は私を抱きしめた。


しかし、体はすぐ離れ、


「海鈴っ!!


大丈夫?」



「うんっ!
大丈夫だよ?お母さん。」


私はとっさにペガサスの涙を隠した。