喋ってた女たちは何故か嬉しそうに、にこやかに言った。



「美帆様と話せるなんて…!!!!
相沢が美帆様よりすごいなんて有り得ませんよ!」




私はイラついた。
友達を侮辱されたら誰だって怒る。




でも、我慢。




「だって、沙奈は闘竜の姫なんだよ?喧嘩も強いし。」




怒りで声が震える。




女たちは笑った。





「相沢が姫??どうせ嘘ついてるんですよ!喧嘩?私勝てるかも~きゃはは!」







ブチっ






私の中で怒りがはちきれた。







「なんでそんなに捻くれてるの?!
人が言ってることを信じられないの?
人によって態度変えて…。私はそういう人大ッ嫌いなの!!!!
喧嘩勝てるなら勝負してみなよ!!!!
あなたたち…死ぬんじゃない?」






一気に喋ったから息が上がる。



半分、星闇の口調になっちゃったけど…

まぁ、いいか。





女をふっと見てみると、怯えた様子で震えていた。



…や、やりすぎた…







「…ご、ごめんなさい!
私も美帆様と仲良くなりたいから嫉妬しちゃって…!
相沢さんも…ごめん。」




意外と素直なんだな…。