月日は過ぎて、私は高校生になった。



体が弱く、いつも学校を休みがちな私には、今まで友達と呼べる友達はいなかった。




けど、私の孤独な学校生活を変えてくれたのは…。




見るからに怖そうな、眩しい金髪をした君だった。




いつものように保健室で休んでいた私の前に現れた君は、何故か全身傷だらけで血が滲んでいたね。




「せんこーは……いないか。」



そう言いながら、保健室の棚を漁る金髪さん。




金髪さんは、適当に棚から消毒液と絆創膏を引っ張りだすと、不器用に傷口に当てていく。