「私達私立校行くし、もう結果出てんのにねー、公立のテスト問題解くのだるいよー」

そう言って笑っていると、花音が私をじーっと見てくる。

「ん?何?」

「いやぁ…はるさぁ…空斗と朝投稿してたよね?」

あれ?花音って私より早く来てたよね?

「なんで知ってるの?」
「教室からはるが早く来ないか見てたから」
そう言ってピースしている花音に
「ストーカーかって」
とツッコミを入れる

「いやさぁ…空斗に行く高校聞けたの?」
「ううん、またかわされちゃったよ」

そう言うと花音は「またかぁ…」と呟いてため息を吐いた

「そんな遠くないところだといいね」
「うん」