その日の空はとてもとても澄んでいて
気持ちのいい日だった

ピピピピピピ…

「もー…うるさい…」

まだ眠いのに枕元で煩くなる目覚ましに少しイライラとしながら目を覚ました。

「遥ー?起きなさいよー?」
一階からお母さんの呼ぶ声が聞こえた。

「はーい!今起きたとこー!」
返事をしてベッドから降りて学校へ行く準備をする。

私は朝霧 遥(あさぎり はるか)
少し色の抜けたこげ茶のボブヘアーに
少し小さめの身長
ごく普通の女子。

高校受験も受かり、中学生生活も残りわずかになった2月下旬。
今日こそ言えるかな?