下駄箱で海先輩はちゃんと待っててくれた。


茜色に染まる路地に2つの影。


一つは私ので、もう一つは海先輩の。


今日私の具合が悪くなかったら…


あの自販機で買おうとしなかったら、今こうやって一緒に帰ってなかった。