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美羽は友達が出来たのが嬉しくて満面の笑顔で父親の元へと走って行った














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そしてその日の夜、引っ越しの挨拶に隣の306号室に行ったのだ






桜木慧人と、慧人のお母さんの二人暮らしらしくて
父親は慧人が生まれる前に他界したらしい





うちの蜜橋家と隣の桜木家は、同じような境遇で









……思えばこのときからもう、
今のこの日は決まっていたのかもしれない