それは、

変わらない気持ちが、存在していること。



幸せや奇跡なんて、
偶然に起きるものじゃないと、誰かが言っていた。

幸せは、笑うから幸せで。
奇跡は、自分が何かのために動くからで。

月日が経てば、変わるものがたくさんある。
外見や、雰囲気。
性格や、好みだって。


けれど変わらないものだって存在する。
それは、誰かを想う気持ち。

変わってしまう気持ちもあるのかもしれない。けど、変わらない気持ちもそれと比例するように存在する。
だから、1度信じた人に裏切られてもどこかでまた信じてしまうんじゃないか。

そんなこと、誰にもわからないけど…。
確かに存在していた、彼女を想う気持ち。
それは、紛れもないあの時と同じ気持ちだった。


何度でも出会えるよ。
信じていれば、遠くにいてもどこにいても離れていても出会える。

彼女は、消えることなく帰ってきた。
あの時は大きな問題だったけど、それでも彼女は戻るという選択をしてくれた。

その選択を選ぶとき、どんなに悩んだか俺にはわかる。
一度捨てたものを、また拾うことを。
諦めきれない、何かが人を強くしていく。
夢見て描いた未来をまた、信じたいと思う願いが何かを強くする。



俺の彼女は自慢だ。
強くて弱い、そんな彼女を愛し続けることをここに誓おう。



そして、近い未来
俺が夢見た
彼女と2人で歩む

とても、とても大切な
未来の物語を。

俺と彼女の、新しいページをたくさん埋めていく。

そんな未来を…









END