お昼休みのあとの2時間は授業内容も覚えてないほどぼーっとしていた








気づいたら放課後だったパターン







一緒に帰ろうとうるさい真希におされて
真希と下駄箱にむかっている






ってゆーかなんで真希はあたしに構うんだろ優しく接してるわけでもないし






真希ならほかに友達もいるのに







なんて考えてたら




「ねーちょっと咲ーきーてる?」







「。。。ごめんなに?」







「だーかーらーここ最近隣町の繁華街がすっごい荒れてんだって!!なんか敵対してる2つの暴走族が抗争おこすっぽいよ!!わくわくするねーーーー!!!」









あーそーですか わくわくすんの?
やっぱおかしいはこの子







「わくわくするの?あんたおかしいよ あとあたしには関係ないし興味ない」






「えーーーだってその暴走族のうち1つは正統派ですっごい美形多いんだよ!!!その中でもそこの総長??かな?本当にヤバイぐらいかっこいいんだって!!
会ってみたいわーー!!」







そーゆーことか






「あーそーですか」





「えー咲冷めてるねーまあ咲らしいけどーー」






ふふふっ って笑う真希




可愛いな




言ってなかったけど真希は茶色い髪にふわふわな猫っ毛丸くて大きな瞳白い肌ぷっくりしてて潤ってる唇





文句なしの美少女だ





「だから咲も隣町には近づかない方がいいよーー!ってゆってもいかないよねそんな危ないところ!」







あはは って笑う真希






「そーだよ絶対行かない」









だよねーってまた笑う真希





よく笑うな





いいな




あたしはいつから笑わなくなったんだろうか





いやそんなのはわかってる







あたしの地獄がはじまった日からだ








でもそんな日々が変化しようとしていた