郁「お前…2年前何してた?」

……に、二年前?…

2年前ってことは16歳の時

私の記憶にはないことだ

美「…知りません」

私は普通に言った

潤「知らないことはないはずだろ?お前、この学校いたクセに!!」

えっ?この学校にいた?

私が??

でも知らない。

美「…いやだなぁ~、変なこと聞かないで下さいよ。」

とぼけながら私は言った

郁「とぼけるな!2年前何してた!!」

知らない、知らない。

美「知らない…」

奏「しらねーことはないはずだ」

この人たちシツコイ

美「…らない…」

真「美生?」

美「知らないわよ!!2年前、私は何をしていたなんて憶えてないわよ!!!」

私はキレ気味でいった

郁「そんなに虐めてたことは忘れたんだな」

プチンッ

私の中に何かがキレた

美「知らないって言ってんの!!!!!あんた達シツコイんだよ何?ほんと2年前何してか?そんなの知るわけねぇだろ!憶えてないし、そりゃそうだもんね
記憶が無いんだから!!!!!!!」

私は言った

ほんとは記憶のことは言いたくなかった

ここは言っといたほうがいい気がするから言った

真「えっ?今、最後、なんて言った?」

聞こえなかったのか?コイツ

美「だから、私は2年前以上の記憶は無いの。」

郁「嘘だろ?」

まだ信じてないのか

美「ほんとだよ。私だってね、最初のころは思った。私は何してたの?家族は要るの?…自分は誰って」

樹「じゃぁ、名前は…」

美「名前は保険書みたいなやつがあったから」

潤「マジで言ってんのか?」

美「マジだよ」

真「…俺のこと憶えて「知らないって言ってるじゃん」……」

ほんと、こうなると思ったから言わなかった

この人たちといたら、どくなことも無い気がする

真「……だ」

ん?

真生が何か言った?

美「なん「ウソだ」えっ?」

何がウソよ。

記憶のことかな?

美「記憶のことを言ってるの?それはウソじゃないよ。」

真「絶対にない。だってずっと2人でやってきたんだぞ?親が死んで、俺らはやってきたじゃん。ずっと……一緒にいようなって約束したじゃん」

えっ?そう言われてもな……

美「ま……」

私は真生…って言おうとした時



『ずっと、一緒にいような。美生は俺が守る』

『ありがとう、真生にぃ。ずっと一緒にいようね』


ズキンッ

えっ?

さっきのは何?

一瞬、何かが見えた…

これは、な…に…?

私のき、きおく?

見えたのは、小さい男の子と女の子

その2人は似ていた。まるで、今ここにいる私と真生みたいな…

そして約束をしていた

ずっと、一緒にいようという約束

美「や…やくそく?そんなの知らない…憶えてない…ううん、憶えだしたくない…」

真「美生…ほんとに憶えてないのか?」

イヤだ。そんな顔して聞かないで

イヤだ。憶えだしたくない



イヤ…イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ…



美「イヤ――――――!!!!」


そう言い私は気を失った