美生side




目を覚めた時には私はベッドの上にいた。


…此処は何処?

私は何をしてたんだろう?

あれ…?私は誰だっけ?



そう思った時に入ってきたのは知らないおじさん。




美「おじさん誰?」

?「おいおい、おじさんは酷くない!?」



初めての第一印象、うるさいオジサンだったかな。



…まず、何で私は此処にいるの?



?「俺は大地ね。君は?」

美「…知らない。」

大「憶えてないの?」




憶えてない。何も憶えてない。

私は…なんだっけ?




名前も生年月日も全て憶えてないのに私は気にしなかった。



あっ、憶えてること1つあった。



美「強くなりたい」

大「強く?」

美「それしか憶えてない」



何で強くなりたいのかこの時の、私は分からなかった。