裏切りの元姫を知らない?

自分の事なのに?


俺は信じない。

きっと優さんだって。、



優「お前、気にった。まず下っ端として頑張れ」




は?ちょっ…優さん?

マジで言ってるんですか?

そう言うと、優さんは幹部以上しか入れない部屋に入っていった。



周りは静かになる。

当たり前だ。裏切りの元姫だけ此処に置くんだ。

裏切り者は何も喋らない。喋ろうとしない



守「おい 」

美「………」


おい、無視かよ。

…やっぱり目が死んでる。

俺は少し怖くなった。



守「お前の名前は?」

美「…言ってどうなるの?意味あるの?…でもさ、普通自分から名前を言うものだよ。習わなかった?」



返答は返ってきたが反対に問いかけてきた。

意味あるから聞いてんだよ。
って腹立つな、コイツ。


守「意味あるに決まってんだろ。これから俺らは仲間になるみたいだし。お前が名前を教えてくれるなら教える」



仲間と言った途端アイツの顔は見る見る内に険しくなる。

初めて無表情から違うなった瞬間だった。



美「仲間?馬鹿な事言わないで。仲間なんていらない必要ないから名前は言わないわ。」




苦しく、今にも消えそうな声だった。

それを聞いた俺は美生に惹かれていったのかもしれない