守side



初めて美生とあったのは、雨の日。





久しぶりの元総長が来たと思ったら、隣には何処か見覚えのある女がいた。

直ぐに星覇の裏切りの元姫と気づいた。





美「……」


?「守〜。コイツを頼むな!」



そう言うと嵐のように消えていった。


賑わっていた倉庫も沈黙が流れる。





最初に喋ったのは、その場にいた今の総長である優さんだった。



優「お前は?」

美「………」




裏切り者は何も喋らない


何か喋れよ。コイツ。

ケンカ売ってんのか?

優さんも関わらなくていいと思うのに…




美「私は…此処が強いって聞いてきたの」

優「だから?確かに此処は強い。だからって何で此処に来たんだ?裏切りの元姫さん?」





そう言うと周りの皆は笑った。

もちろん俺も