「俺達、今日は絶好調だから暴れちゃうよ…ね?戒斗。」
「派手にかまそうな、琉斗。」
俺の隣でやる気に満ち溢れてるのは
同じく幹部の戒斗と琉斗
双子の2人は人一倍絆が強い
2人でいれば百人力…いや、もっと強い。
「もう一回言うけど
お前ら…やり過ぎだけは注意だかんな」
「「「「はーい」」」」
「ほんとに分かってんのか…?ハァ…」
子供みたいに返事だけは立派
そんな幹部の皆もいざとなれば
…いい意味で派手にやらかしてくれる
「…行くぞ」
正面から中に入って行くと
俺は目を疑った
「っ…!?」
「何だこれ…」
「嘘だ、ろ…」
族の仲間も信じられない光景に騒然としている
それもその筈だ
…100人近い人数の男達が
血塗れで倒れてるんだから
『お前…ッ…斃れ!!』
何も出来ずその場に立ち尽くしていると
奥の方で声が聞こえた
「全員待機だ!!」
俺はそう言い残して奥の部屋へと向かった