「授業なんてサボってイケメン鑑賞したいなぁ〜」

「あら、いけませんわ梓さん!学業を疎かにするなんてこのわたくしが許しませんわよ?」

「凛ちゃん、お姉ちゃんみたいに思ってたけどやっぱお母さんみたい…。」



授業をサボろうとするわたしを諭す凛ちゃん。うん、これは完全にお母さんですね。

うちのお母さんもこんな感じだわ…。


「わかったわかった!ちゃんと授業受けますよーっと。」

「うんうん、それが宜しいですわ。梓さんは良い子ですね。」

「お、お母さん…!!」


はあああ、凛ちゃん控えめに言ってまじ聖母!!



そんな親子みたいな会話を交わしながらわたし達は教室に着いた。



(この後まじめに授業受けようとしたが数学の先生の子守唄のような授業に堂々と居眠りしてしまい、漫画のようにチョークを投げてきた先生と痛がるわたしを指差して笑った佐久間だけは絶対にゆるさん。)