「うん。 おはよう」
霧斗もみーにつられて笑顔になる。
あそこの周りだけ花畑が見える。 可愛いー。
スマホを持ってカメラのアプリを開き、二人のツーショットを撮る。
カシャッと部屋中にシャッター音が響く。
(これ優に売ったら、いくらもられるかな)
一人でニヤケていれば、トランプが終わったらしい冬馬と拓真と來が覗いてくる。
「ね、何してんの~?」
相変わらず緩い話し方だな、なんて考えながら拓真に小さな声で話す。
「あの可愛い生物達をカメラに納めたの」
「それ、後で送れ」
何故か命令口調の來。 だからモテないんだよ、顔良いのに。
「俺も、貰って良いよ」
そっぽ向いて話す冬馬。 ここでツンデレ発揮すんな!