「ゆ、優磨先輩。 足崩したら、」



「だめ」



「うぅ…っ……」





足に限界がきたのか、今にも泣きそうなみー。





(可愛いわー)





なんて呑気な事を思っているが、これを見て黙っている人が要るはずもない。





「優磨、美咲離して」



「毎回、洸が甘やかすから何も進歩しないんだよ」



「それだから、優樹菜にフラれたんだよ」



「今関係ないだろ!」





なんてコントをしている洸と優磨をよそに楓はというと、





「みー先輩立てますかぁ?」



「楓くん……」





良いとこ取りしてました。