「海翔、どーすればいーと思う?」

俺は、海翔の方を向いた。


海翔は、黙ったままアイスを食べ出した。



「別にいーじゃん!彼氏できたんでしょ?」

夏諒は、言った。


「お互い好きじゃないから意味ないよっ」


聖花は、言い返した。


「でも実際、付き合ってんじゃん。いい加減な気持ちで翔竜を取らないで」


「夏諒だって、海翔に未練たっぷりのくせに! いい加減な気持ちなのは、そっちじゃん」


聖花の言葉に、ドア越しの俺は

グサッと来た。