学校までの道は重かった。
桜から感じとれる負のオーラから俺と晴樹は顔を見合わせて黙ることを決意した。

緊張してるのかな?と思ったけど教室へは難なく入っていた。
いったいどうしたのだろう…

「俺、桜ちゃんに嫌われてんのかな?」

「え、なんで?」

「めっちゃ素っ気なかったし…」

「あー、そーかもなー…」

「え、そこは『そんなことないだろ〜』とかゆうべきとこじゃないの!?」

桜を見送ったあと俺と晴樹は自分のクラスを確かめにいった

靴箱に紙が張り出されている


「俺、3組8番」

「残念なことに俺は3組9番だよ」

「前後とか笑えねぇ」

「俺だって美少女と前後を期待してたよ」


そんな他愛ない会話をしながら教室へいった