「お主は、今から一週間エルを使えぬ!!」


「そんな…なんで一週間も!!」



「ばかもの!本当は、何ヶ月も使えぬのじゃ! ワシが 毒を殺す薬を作ってなかったらな!」


そう言うと竹筒の中から 黒く細い棒を取り出した(棒と 言うよりは、シャーペンの芯に近い)

それを 和の手にのせ砕いて 粉をまぶし 液体を垂らし 固めて 和に飲ませた


「これでひとまず 安心じゃ。後は、りん殿じゃな…」


そう言うと立ち上がった源さんを 和が止めた



「源さん…俺行きます」

「何を言っておるんじゃ!まだ薬が効くまで時間が…「すぐ!!すぐ行かんと りんが危ないんです!」

必死に言う和を見て


「敵は…?」


「千魔姫…です。」


「クッ…」

一瞬 苦い顔をした後 源さんは、ごそごそと懐から あるものを取り出した



「これで千魔姫を打て!!」