やっと学校に着いて、2年1組の教室に置かれた自分の机へと伏せる。



「……疲れた。」


体力が無いことは、自分でも分かっている。


分かってはいるが、体力をつけようと努力する気は無い。




この世は毎日、同じことの繰り返しだ。



朝起きて、10分の道のりを歩く。


ノートは写さず、簡単過ぎる授業を耳にして。


昼休みは中庭の日影で、購買で買ったパンを食べる。


午後の授業は半寝のまま受けて。


また10分の道のりを歩いて帰る。

時には本屋に寄り道をして、好みの本を探す。


家に帰れば、1人で適当に夕食を済まし。


風呂にきっかし30分浸かってから上がる。


寝るのは大体夜の23時。

濡れたまま、というのが嫌な僕は髪を乾かしてから寝る。