あたしはなにが起こったのかわからなかった



ぐいっと腕を引っ張られて気づいたら佐倉君の腕の中だった



「ふぇっ、なんでっ」



驚いてなにも言えない



すると上から佐倉君があたしの言葉を無視して



「う~ん....じゃあお仕置きは僕にお弁当作ってきてほしいな
僕が食べるのに不味かったら許さないよ?」



と言った



「.....お弁当?」



「うん、お弁当食べてみたい」



「お弁当食べてみたいって.....いつもは何食べてるの?」



「パンか学食」