「とっ、友達からでもいいんです
私湊君に一目惚れで……すっごく好きなんです」



「友達からとか何言っちゃってんの?
上から言うのも失礼すぎんだろ」



女の子の目の辺りが涙で潤み始めた



グスッグスッヒックグスッウッウワーン



女の子は泣き出して走って逃げて行った



あっ、生徒手帳っ…突然の告白に驚いて忘れるところだった



でも流石に今行くのはちょっと…



そう思って体勢を変えようとすると



目の前に猫が飛び出してきた



あたしは驚いて前にズデッっと転んでしまった