説教終了&帰宅途中
「やー。すごいね。透。助かったよ。教頭メロメロだったね。さすが、イケメン。」
「それ、ホンキ?教頭なんか落としても何にもなんない。いらんし。どーせなら、舞がいい。」
なっなんでこんなスラット言えるんだろう。
透だったら女子を落とすことなんて
楽勝なのかな?
「わっ私なんかだめだよー。
もっと好い人いるって!」
ちょっと、必死すぎたかな。
まぁ、遊ばれるなんてやだしね。
「なんでだよー。舞は充分可愛いのに。俺じゃダメなの?」
そんな顔してこっち見ないでよ!
心臓が爆発しそう!!
「あはは!じゃぁ私こっちだからーばいばーい!!」
逃げるが勝ちだね!!
「おぅ。じゃぁな。」
こうして今日も平和な1日が終わった。
なんか、白桃透って不思議な人だったな。
すっごい、敏感ででも、
優しくて。最後はちゃんと逃がしてくれて。
あっ、そういえば!
私、なん組だったっけ?
すっかり忘れてた!えぇーっと。
急いで今日もらったクラス表を見る。
っんん?なんだこれ?
白桃透。これって!!
透のメールアドレスじゃない!!
しかも、このメモ。チョーかわいい
桜柄なんですけどー。
いつの間に私の鞄の中に入れたんだろう。
まぁ、登録してよろしくーって
メールしておくか。
えーっと、櫻井舞です。
登録しました。宜しくお願いします。っと。
さーて、クラス表はと。
なぬっ!!白桃透と櫻井舞が同じクラスで、しかも隣の席ではないか!
!!ーぶっぶっー
「つっうっわ!!びっくりしたー。ん?透からだ!!」
…?なにこれ。素っ気ない。
たったの7文字ではないか。
おけ。しくよろ。
なんてやつだ。
やっぱり白桃透は私には
理解できない男だ。