「ねぇ。なんで?答えろよ。」
うわー。せめるなーこいつ。
「とりあえず、先生待たせちゃうからさ!いかなくっちゃ!」
「舞がこれから、透ってよんでくれなきゃやだ。」
なんてわがままなお子さまだ。
めんどーなやつだ。
「あぁ。わ、わかったよ。行くよ!、、、、。とっ、透。」
もぅ、なんか恥ずかしくて。
顔がどんどん熱くなっていく。
今ごろきっと真っ赤なりんご
状態なんだろーなー。
「ははっ。じゃっ行こっか。」
-------------------------------------------------
「お二人ともなんで遅れてきたのですか?」
教頭が眼鏡をカチャカチャ揺らしながら聞く。
眼鏡のサイズ合ってないんじゃない?
その眼鏡、深いでしょ!
やばい。笑いが堪えれないかも。
やべっ!教頭と目があった!
「櫻井さん何が面白いのですか。」
うわ。やっぱりバレてたか。
眼鏡のサイズがあってなくて、
笑えました。
なんて、口がさけても、言えないよ。
「すんません!俺がちょっと、体育館までの道が分かんなくて、そんなときに舞と会って、舞も道に迷ってて、そんで、二人でたどり着いたわけです。いやぁ、しっかし、ここの学校広いですよねー。すごい。ほんっとすごい!!」
おぉ。すごいよ。透。
さっすが。必殺ほめまくる!
か!!助かった!
「はい。まぁーこの校舎はひろいですもんね。じゃぁこれからはきおつけてねー。」
「はい。失礼します。行こう。舞!」