「刹那は、俺のお姫様だけど?」



「じゃあ、鷹史はあたしの王子様だねぇ!!」




おふざけしていて、こんな変な事言ってたら絶対バカップルだと思われると思う、でも、そんな一つ一つに幸せを噛み締めているんだ。泣いて笑って喧嘩して、苦しんで生きていく――





「行ってらっしゃい」




「お母さん?起きてて大丈夫?」



「大丈夫よ。鷹史くん?刹那の事頼んだわよ?」



「任せてください!!」





「行ってきます。」





「息苦しくない?」




「大丈夫。」





あたしは、心臓にバクダンを抱えている。鷹史は、それを知りながら、毎日一緒にいてくれる。お母さんは、肺ガン。治療して副作用があると聞いた瞬間、治療は受けずに、死ぬんだって言ってた。




「あッもうそろそろ夏祭りだってさ!!刹那浴衣着てくれ!!」



ゆ、ゆ、浴衣ぁあああああああああああああ!!!!?
↑(驚きすぎ)




「嫌?俺、甚平着たいんだけど・・・・。」



「まじっすか・・・・」





「つーことで買いにいこぉ!!」




「ええええええぇ!!!」




「ふぅん・・・・断るんだ?別に俺ここで襲ってもいいんだけど?」






でた!!悪魔S男鷹史!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!コイツは、いつもこんなの。本当はだけどぉ!!いつも優しい奴も結構Sになる。




「あッ!!7時!!7じだよッ!!お仕事いってらっしゃい!!」
「浴衣俺買うから」