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 あれ……?

 そういえば、渡されたノートは先程の三分の一程。

 残りは彼が持っている。


 『先輩。ノート!!』


 「私持てます!!」そう言ったが彼は笑顔で断る。


 「手伝うよ」

 『そ、そんな……悪いです!!』

 「じゃあ、これ頂戴」


 先輩が手に持っていた物はいちごみるく味の飴。



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