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 『うーんと……三回目?』

 「いや五回目」

 『何で覚えてんのよ!!』


 いまだに雑誌から目を離さない彼がなぜ回数を覚えているのか謎だった。


 私は今、自宅の隣の家に住んでいる幼なじみの部屋に上がり込んでいる。

 そして私がベッドを占領しているため彼はベッドに寄りかかって雑誌を読んでいる。



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