私が話した内容は、2人はもしかしたら冗談のつもりかもしれないけど、私は結構辛かったということ。詩乃にも嫌な思いさせたことがあったのは自分でもわかってたこと。3人で普通に仲良くしたいこと。
大きく分けるとこの3つだった。
「詩乃ちゃんは、自分がハブられてる…というか、1人になっちゃってるなーって時期があったのは自分でわかってた…?」
「…はい。」
「それで、自分が美香ちゃんのこと1人にさせちゃったなーっていうのもわかった?」
「…はい。」
「そっか…。そうだよね。やっぱさー、3人って難しいじゃん。でもさ、美香ちゃんも言った通り3人で普通に仲良くできたほうがいいじゃん?そうするにはどうしたらいいと思う?」
「どっちから答えてもいいよ。思いついたら言って。」
2人ともなかなか意見を言えなかった。すると、先生がその空気を察してくれた。
「美香ちゃんは?なんかある?」
「3人で…、いるときとかに…2人で話してる感じになっちゃったら…なるべく1人になっちゃった子を…会話に入れてあげる…みたいな…?」
泣いてるのと、自信がないのとで、私は途切れ途切れになってしまった。
「うん。そうだね。詩乃ちゃんは?どう?」
「美香と同じで1人になっちゃった子がいたら入れてあげる…のがいいと思います。」