梨花に相談すると、もうあとは早かった。
梨花が先生に言ってくれるまでは特に状況が良くなることはなかったけど、梨花がいてくれるって思うだけでなんだかすごく心強くて、前ほど辛いと思わなくなった。
しばらくすると梨花は先生に言ってくれたみたいで昼休み、先生に手招きされた。
幸い、私の近くに日菜と詩乃はいなかった。
もし日菜と詩乃がいたら、絶対「先生となに話してたのー?」って言われると思うから。
先生に呼ばれて先生の方に行くと周りを気にしてるのか、私達は小声で話す。
「梨花から聞いたよ。大丈夫?」
「あ…、はい。一応相談したいので、今日の放課後相談してもいいですか?」
「うん。わかった。じゃあ、放課後ね!」
「ありがとうございます!」